コザクラインコ基本データ

分類 インコ科
原産地 アフリカ
大きさ 約13〜17cm
体重 約40〜60g
寿命 約10〜15年ほど
性格 愛情深く甘えん坊。好奇心旺盛で活発
鳴き声 ★★★★★ 比較的大きめ。呼び鳴きはよく響く
おしゃべり ★☆☆☆☆ 苦手
なつきやすさ ★★★★★
飼いやすさ ★★★★☆ 愛情深い反面、独占欲や呼び鳴きに注意

コザクラインコは初心者でも飼える?

コザクラインコは、初心者でも飼育できるインコです。 ただし、セキセイインコのように「初めてでも比較的扱いやすい鳥」というよりは、 愛情深さ・鳴き声・くちばしの力を理解したうえで迎えたいインコです。 コザクラインコは人によくなつく子が多く、飼い主さんのそばで過ごすことを好みます。 一方で、好きな相手へのこだわりが強くなったり、やきもちを焼いたりすることもあります。 そのため、毎日きちんと向き合う時間を作れるかどうかが大切です。
また、コザクラインコは小柄ですが、鳴き声はよく響きます。 本気で噛んだときの力も強いため、無理に触ったり、嫌がっているときに手を出したりしないよう注意が必要です。 「かわいいから大丈夫」と考えるのではなく、性格や習性を知ったうえで接してあげましょう。

初めてインコを飼う方は、ケージ、餌、保温器具、放鳥時の安全対策などを事前に準備しておくと安心です。 お迎え前に必要なものは、 インコさんをお迎えする前に準備するものでも紹介しています。

初心者さんへのポイント

コザクラインコは、しっかり向き合うほど魅力を感じやすいインコです。 甘えん坊で表情豊かな反面、呼び鳴きや噛み癖、やきもちに悩むこともあります。 「毎日お世話とコミュニケーションの時間を取れるか」「鳴き声や噛む力を家族も理解できるか」を考えてからお迎えするとよいでしょう。

コザクラインコさんの特徴

コザクラインコの性格

コザクラインコさんは、とても愛情深いインコです。 ボタンインコと並んで「ラブバード」と呼ばれるだけあって、人との距離がとても近く、飼い主さんにべったりな子も少なくありませんなでてもらうのが好きな子も多く、肩や手に乗って過ごしたり、人のそばで遊んだりすることを好みます。服の中や狭い場所へ潜り込むのが好きな子も多く見られます。野生では木のうろなどを利用して暮らしているため、その習性が関係しているのかもしれません。
その反面、愛情が深いぶん嫉妬深い一面もあります。お気に入りの人が他の鳥と遊んでいたり、別のことに夢中になっていたりすると、やきもちを焼くこともあります。 また、コザクラインコは比較的気が強い子が多く、相性が悪い場合には激しいケンカになることもあります。多頭飼いをする際は、それぞれの性格や相性をしっかり見てあげることが大切です。 もちろん個体差はありますが、セキセイインコやオカメインコと比べると、甘えん坊で愛情表現が豊かな子が多い印象です。

我が家の場合

我が家のレイちゃんは、とにかく人が大好きです。 指の周りで遊んだり、肩に乗ったり、服に入り込んだり、気が付くといつもそばにいます。家族からは「粘着している」と言われるほどで、相手をしてもらえないと軽く抗議の甘噛みをしてくることもあります。 やきもち焼きな一面もあって他のインコと遊んでいると割り込んできたり、パソコン作業をしているとマウスに噛みついたりすることもありました。なおレイちゃんは、レティが好きだったのでよく追いかけていました。(本鳥は真剣だったのでしょうが、レティは少し迷惑そうでした)
甘えん坊でやきもち焼き。少し気が強いところもありますが、その愛情深さは他のインコにはない大きな魅力だと思います。

コザクラインコのいろいろな柄と種類

コザクラインコの魅力のひとつは、美しい羽色のバリエーションです。 セキセイインコのような派手な模様は少ないですが、緑や黄色、青、白、グレーなどさまざまな色の品種が存在します。同じコザクラインコでも羽色によって雰囲気が大きく変わり、お気に入りの色を探す楽しみもあります。 近年は品種改良によって多くのカラーバリエーションが生まれており、ここでは比較的見かけることの多い代表的な品種をご紹介します。

ノーマル

野生のコザクラインコに近いカラーです。鮮やかな緑色の体と赤い顔が特徴です。

オレンジフェイス

顔の赤色がオレンジ色になった品種です。やわらかい印象があります。

ルチノー

黄色を基調とした明るい羽色を持つ品種です。顔の色とのコントラストが美しく、人気があります。

シナモン

羽色が全体的に淡くなり、茶色がかった優しい色合いになる品種です。

ダッチブルー

青色系の代表的な品種です。顔の色が淡く、爽やかな印象があります。

ブルー

体が青系統の色になる品種です。爽やかな色合いが人気です。

ターコイズ

青と緑が混ざったような美しい羽色を持つ品種です。

モーブ

青系の色がさらに濃くなり、グレーがかった落ち着いた羽色になる品種です。

バイオレット

青系の羽色に紫色が加わった希少な品種です。鮮やかな発色が魅力です。

ゴールデンチェリー

黄色を基調とした体色と鮮やかな顔色が特徴の人気品種です。明るく華やかな印象があります。

我が家の場合

レイ:ルチノー
黄色い体に赤い顔を持ち、レモンのような明るい黄色がとても綺麗です。ついつい「かわいいなぁ」と見とれてしまいます。 また、コザクラインコはセキセイインコやオカメインコと比べると体がずんぐりしていて、足や太ももがしっかりしている印象があります。そのため、小さい体なのに意外と力持ちで、握力やくちばしの力にも驚かされます。ちなみにコザクラインコの鼻は、くちばしのすぐ上にあります。セキセイインコのように目立ちませんが、ちゃんと鼻の穴が見えますので、ぜひ観察してみてください。

コザクラインコの性別の見分け方

コザクラインコは、見た目だけでオスとメスを見分けるのが難しいインコです。 セキセイインコのようにろう膜の色が変わるわけではなく、マメルリハのようにオスだけに分かりやすい羽色の特徴が出るわけでもありません。
そのため、頭の形、体つき、骨盤の広さ、性格、行動などで性別を予想することはありますが、これらはあくまで目安です。 個体差が大きく、見た目や行動だけで確実に判断することはできません。 確実に知りたい場合は、鳥を診られる動物病院でDNA検査について相談すると安心です。

♂ オスの特徴

オスは、メスに比べて求愛行動が目立つことがあります。 ただし、行動には個体差があり、オスらしい行動をメスがすることもあります。

  • 求愛行動:頭を上下に動かしたり、吐き戻しのような行動を見せることがあります。
  • 鳴き方:よく鳴いたり、相手にアピールするような声を出すことがあります。
  • 性格:甘えん坊で人や相手にべったりする子もいますが、性格だけでは判断できません。
  • 外見:羽色や顔色でオスと断定できる特徴はほとんどありません。
♀ メスの特徴

メスは、発情期になると紙を細長く切って腰に差そうとする行動や、巣作りを意識した行動が見られることがあります。 ただし、これもメスだけに必ず出る行動ではありません。

  • 紙切り:紙を細長く切り、腰や尾羽のあたりに差そうとすることがあります。
  • 巣作り行動:暗い場所や狭い場所に入りたがることがあります。
  • 産卵:卵を産んだ場合はメスと分かります。
  • 外見:体格や頭の形で予想されることもありますが、確実な判断材料にはなりません。

性別を見るときの注意点

コザクラインコは、見た目だけで性別を判断するのが難しい鳥です。 「紙切りをするからメス」「吐き戻しをするからオス」と決めつけず、あくまで行動の傾向として見てあげましょう。 確実に知りたい場合は、動物病院でDNA検査を相談するのが安心です。

コザクラインコのエサ

主食について

コザクラインコの主食には、大きく分けて「ペレット」と「シード」の2種類があります。
現在は総合栄養食であるペレットを主食とする方法が広く推奨されていますが、シードを中心に飼育されているご家庭も少なくありません。 コザクラインコは食べることが好きな子が多く、好みもはっきりしているため、それぞれの特徴を理解して選んであげることが大切です。
コザクラインコはおやつや脂肪分の多い食べ物を好む傾向があり、運動不足になると太りやすい子もいます。日頃から体重チェックを行い、食べ過ぎに注意してあげましょう。

ペレットについて

現在は、総合栄養食である「ペレット」を主食とし、不足しがちな栄養を補うために青菜おやつを組み合わせる方法が広く推奨されています。
ペレットには必要な栄養素がバランスよく含まれているため、偏食や栄養不足の予防に役立ちます。 また、小松菜チンゲンサイ豆苗などの青菜を与えることで、ビタミンやミネラルを補うことができます。新鮮な水も毎日欠かさず用意してあげましょう。
カルシウム補給として、ボレー粉カトルボーン(イカの甲)を利用する飼い主さんも多くいます。
ただし、コザクラインコは好き嫌いがはっきりしている子も多く、小さい頃から食べ慣れていないとペレットをなかなか受け入れてくれないこともあります。そのため、現在シードを食べている子に無理やり切り替えるのではなく、少しずつ慣らしていくことが大切です。
※ボレー粉については与え方にさまざまな考え方があります。利用する場合は、鳥専門店や鳥専門病院の情報も参考にしてください。

シードについて

シードは嗜好性が高く、多くのコザクラインコが喜んで食べます。
シード(種子類)は、粟・ヒエ・キビ・カナリーシードなどをブレンドしたもので、昔から広く利用されているエサです。 おやつとしてヒマワリの種麻の実オーツ麦などを与える方もいます。ただし、ヒマワリの種や麻の実は脂肪分が多いため、与えすぎると肥満の原因になることがあります。特にコザクラインコは食べることが好きな子も多いため、おやつは適量を心がけましょう。シードだけでは不足しやすい栄養素もあるため、青菜カルシウム、必要に応じてサプリメントなどで補うことが大切です。
また、シード中心の食事の場合は体重管理や健康診断を定期的に行い、健康状態を確認してあげることをおすすめします。 高齢の子や長年シード食で暮らしてきた子の場合、無理にペレットへ切り替えない方が良いケースもあります。コザクラインコは好きなものだけを選んで食べてしまう子もいるため、食べ残しの様子も確認してあげましょう。

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我が家の場合

レイちゃんは小さい頃からシード食だったのですが、ペレットの味が気に入ったようで、いつの間にかシードよりもペレットをよく食べるようになりました。おやつとしてシードをあげると喜んで食べますが、「シードしか食べない!」と主張したことはありません。我が家では少し珍しいタイプのインコかもしれません。
ただし、おやつのヒマワリの種や麻の実は大好きで、見せると飛んでくることもあります❤(ӦvӦ。)

コザクラインコさんの魅力

コザクラインコの丸くてかわいいボディとカラフルな色

コザクラインコは、丸みのある体と鮮やかな羽色が魅力のインコです。 体長は約15〜17cm、体重は40〜60gほど。指に乗ってちょうど良いサイズですが、ずんぐりとした体型をしているため、見た目以上にしっかりとした重みがあります。 尾羽が短いため、セキセイインコよりも小さく見えることがありますが、実際には体重はコザクラインコの方が重いことも珍しくありません。
寿命は一般的に10〜15年ほどといわれており、飼育環境によってはさらに長生きする子もいます。 体の大きさはそれほど大きくないため、35角程度のケージでも十分飼育できます。ただし活発に動く鳥なので、おもちゃや止まり木を設置して遊べる環境を作ってあげることが大切です。 また、比較的丈夫な鳥として知られていますが、急な温度変化には注意が必要です。冬場は保温器具を利用し、夏場も室温管理を心掛けると安心です。

コザクラインコはおしゃべりがちょっと苦手

コザクラインコは、セキセイインコのようにたくさんの言葉を覚えるのはあまり得意ではありません。 もちろん個体差はありますが、おしゃべりを覚える子は少数派で、どちらかというと鳴き声や感情表現でコミュニケーションを取るタイプです。 ただし全く話せないわけではなく、自分の名前や飼い主さんの呼びかけを覚える子もいます。

コザクラインコのクチバシの力と声

コザクラインコは小柄な体に反して、とても強いくちばしを持っています。本気で咬まれるとかなり痛く、気の強い子の場合は流血してしまうこともあります。普段は甘えん坊でかわいらしい反面、怒った時や興奮している時は別人(別鳥?)のようになることもあるため、無理に触ろうとしない方が安全です。
また、鳴き声も非常に特徴的です。セキセイインコのようなさえずりや、オカメインコのような口笛に近い鳴き方というより「ギャー!」「ピギャー!」という甲高いシャウト系の声を出します。声量も大きいため、静かな部屋では想像以上によく響きます。集合住宅でも飼育は可能ですが、鳴き声については事前に理解しておくと安心でしょう。

我が家の場合

レイちゃんは女子の割におしゃべりでした。コザクラインコは一般的にオスの方がおしゃべりしやすいと言われますが、個体差も大きいようです。「レイ」 「レキ」 「レティ」 と仲間たちの名前をよく呼んでいました。 ちゃんと発音できているので、おしゃべりができないわけではないのですが、セキセイインコと比べると語彙はかなり少なめです。 しかも、その声はどちらかというとシャウト気味。 名前を呼んでいるだけなのに、なぜか怒っているように聞こえることがありました。くちばしパワーは我が家では歴代インコの中でもトップクラスの破壊力で、おもちゃや止まり木を毎日のようにかじっていました。怒っている時に咬まれるとかなり痛く、しばらく指にくちばしの跡が残ることもありました。

コザクラインコを飼う前に知っておきたいこと

コザクラインコと暮らすには、性格や餌だけでなく、ケージ環境、放鳥、噛み癖、体調不良のサインなども知っておくことが大切です。 詳しい内容は、それぞれのページで紹介しています。

ご飯・掃除・遊び・睡眠・健康管理など、日々のお世話についてもっと知りたい場合は

インコの育て方」 で詳しく紹介しています。

手乗り、おしゃべり、噛み癖対策など、インコさんとの暮らしに役立つ知識やコツについてもっと知りたい場合は

インコの飼い方:インコさんをお迎えする前に準備するもの」 で詳しく紹介しています。

コザクラインコの飼育に必要な費用

※時代や地域によって価格は変動するため、掲載している金額はあくまで目安としてお考えください。また、最近は鳥用品も値上がり傾向にあるため、実際の費用は購入時期によって変わります。特に冬場の保温設備や病院代は余裕を持って考えておくと安心です。

初期費用

コザクラインコ本体 10,000~40,000円
ケージ 6,000~15,000円
エサ・ペレット 500~3,000円
止まり木・エサ入れ 1,000~3,000円
おもちゃ 1,000~5,000円
保温器具 3,000~10,000円
キャリーケース 2,000~5,000円

合計:約25,000~80,000円程度 ※品種や地域、お迎え時期によって大きく変わります。

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月々の維持費

ペレット・シード 500~2,000円
青菜・おやつ 200~1,000円
おもちゃ交換 0〜2,000円
電気代(冬季) 数百円~1,500円程度

月額1,000~5,000円程度  ※病院代を除く

病院代

病気やケガをした場合は、鳥を診られる動物病院へ通院することになります。
初診で3,000~8,000円程度、 検査を行うと1万円以上かかることもあります
コザクラインコは10年以上暮らすことも多く、高齢になってから通院や投薬が必要になるケースもあります。
そのため、万が一のための費用も考えておくことをおすすめします。

保険代

近年は鳥にも対応したペット保険が増えており、加入する飼い主さんもいます。 保険料は内容によって異なりますが、月額数百円〜数千円程度が一般的です。 ただし、すべての保険会社が鳥類に対応しているわけではないため、加入前に補償内容を確認することをおすすめします。
ペットショップなどで紹介しているところも多々あります。

我が家の場合

販売金額は、本当に多種多様かと思いますが…
レイの場合の初期費用 26,850円
(レキとケージ関連一式。2009年にお迎え)
※現在は物価上昇の影響もあり、同じ内容を揃えるとさらに高くなると思います。
レイちゃんをお迎えした時は、ケージや保温器具などを一通り揃えたため、それなりに初期費用がかかりました。

コザクラインコはセキセイインコよりも少し費用がかかりますが、犬や猫と比べると比較的お迎えしやすいペットだと思います。
※お迎え時期や地域、ペットショップ・ブリーダーによって価格は大きく異なります。

コザクラインコの飼い方でよくある質問

コザクラインコは初心者にも向いていますか?

初心者でも飼育できますが、鳴き声の大きさ、くちばしの力、やきもち焼きな性格を理解しておくことが大切です。 人によくなつく魅力的なインコですが、毎日のお世話とコミュニケーションの時間を取れる方向きです。

コザクラインコはよくなつきますか?

コザクラインコは愛情深く、人との距離が近い子が多いインコです。 手や肩に乗ったり、飼い主さんのそばで過ごしたりすることを好む子もいます。 ただし、なつき方には個体差があり、無理に触ろうとせず、その子のペースに合わせることが大切です。

コザクラインコはおしゃべりしますか?

コザクラインコは、セキセイインコほどおしゃべりが得意な鳥ではありません。 名前や短い言葉を覚える子もいますが、言葉をたくさん覚えることを期待して迎えるより、 鳴き声やしぐさでのコミュニケーションを楽しむインコと考えるとよいでしょう。

コザクラインコの鳴き声は大きいですか?

コザクラインコの鳴き声は比較的大きく、甲高い声でよく響きます。 呼び鳴きをすることもあるため、集合住宅で飼う場合は、生活時間や部屋の環境を考えておくと安心です。

コザクラインコは噛みますか?

コザクラインコはくちばしの力が強く、本気で噛まれるとかなり痛いことがあります。 怒っているときや興奮しているとき、嫌がっているときに無理に触ると噛まれやすくなります。 噛む理由を観察し、無理に叱るよりも、噛まれにくい接し方を覚えることが大切です。

コザクラインコの寿命はどのくらいですか?

コザクラインコの寿命は、一般的に10〜15年ほどといわれています。 食事、温度管理、運動、定期的な健康チェックなどによって、長く一緒に暮らせる可能性があります。

コザクラインコを飼うときに特に注意することは何ですか?

鳴き声、噛む力、発情、温度管理、放鳥時の事故に注意が必要です。 また、体調不良を隠すこともあるため、食欲、体重、フンの状態、羽のふくらみ方などを日頃から確認しておきましょう。 いつもと様子が違う場合は、早めに鳥を診られる動物病院へ相談することをおすすめします。