セキセイインコ基本データ

分類 インコ科
原産地 オーストラリア
大きさ 約18〜20cm
体重 約30〜40g
寿命 約7〜12年ほど
性格 好奇心旺盛で、人に慣れやすく、男のコはおしゃべり好きな子が多い
鳴き声 ★★☆☆☆ 比較的小さめ。ただし呼び鳴きは響くことがあります
おしゃべり ★★★★★ 得意
なつきやすさ ★★★★★
飼いやすさ ★★★★★ 初心者にも比較的お迎えしやすいインコ

セキセイインコは初心者でも飼える?

セキセイインコは、初めて鳥を飼う方にも比較的迎えやすいインコです。 体が小さく、明るく好奇心旺盛な子が多いため、人との暮らしにもなじみやすい傾向があります。 おしゃべりや手乗りを楽しめる子も多く、昔から家庭で親しまれてきた代表的なインコです。
ただし、飼いやすいといっても、毎日の餌替え、水替え、ケージ掃除、放鳥時の見守りは必要です。 小さな体でも体調を崩すことがあり、寒さや急な環境変化にも注意しなければなりません。 「小さいから簡単」と考えず、ひとつの命として長く向き合う準備をしてからお迎えしましょう。
セキセイインコはよく鳴き、活発に動く鳥です。 退屈すると呼び鳴きが増えたり、ケージ内で落ち着かなくなったりすることもあります。 毎日少しずつ声をかけたり、放鳥の時間を作ったりして、安心して過ごせる環境を整えてあげることが大切です。

初めてインコを飼う方は、ケージ、餌、止まり木、保温器具、キャリーケースなどを事前に準備しておくと安心です。 お迎え前に必要なものは、インコさんをお迎えする前に準備するものでも紹介しています。

初心者さんへのポイント

セキセイインコは、初めてのインコとして選ばれることも多い鳥です。 その一方で、体が小さいぶん体調の変化に気づきにくいこともあります。 食欲、体重、フンの状態、羽のふくらみ方などを日頃から見ておくと、異変に早く気づきやすくなります。

セキセイインコさんの特徴

セキセイインコの性格

セキセイインコさんは、比較的人と付き合いやすい性格の子が多いと言われています。
好奇心旺盛で活発な一方、人に慣れやすく、おしゃべりを覚える子が多いことでも知られています。オカメインコのように慎重な子や、コザクラインコのように自己主張が強い子もいますが、セキセイインコは全体的にバランスの取れた性格の子が多い印象です。 とはいえ、人間と同じように性格には個体差があります。

我が家の場合

我が家で一緒に暮らしていたセキセイインコのアルは、とても臆病で優しい性格でした。新しいおもちゃがあると怖くてなかなか近寄れませんでしたが、私の指に止まることだけは大好きな子でした。
一方、レティは好奇心旺盛で元気いっぱい。新しいおもちゃにもすぐ飛びつき、気になるものがあれば積極的に近づいていくタイプでした。
同じセキセイインコ、しかも同じオス同士でも、ここまで性格が違います。
レインちゃんはちょっと病弱で控えめだけれど芯が強いタイプで、マイペースに過ごすのが好きです。
臆病な子もいれば活発な子もいる。甘えん坊な子もいればマイペースな子もいる。それぞれに個性があり、一羽一羽違った魅力を持っているのもセキセイインコの大きな魅力のひとつです。

セキセイインコのいろいろな柄と種類

セキセイインコの魅力のひとつは、羽色や模様のバリエーションがとても豊富なことです。 緑や黄色の定番カラーだけでなく、青や白、レインボーカラーなどさまざまな色の子がいます。また、羽の模様や羽毛の特徴によっても多くの種類に分けられています。
セキセイインコには非常に多くの品種があり、実際には数十種類以上の組み合わせが存在します。ここではペットショップで比較的見かけやすい代表的な品種をご紹介します。

ノーマル

野生のセキセイインコに近い模様を持つ品種です。緑系だけでなく青系のカラーもあります。

オパーリン

背中の黒い模様が減り、体色が鮮やかに見える品種です。

パイド

体や翼の一部に白色や黄色の模様が入る品種です。模様の入り方には個体差があります。

シナモン

翼や背中の黒い模様が茶色っぽく見える品種です。全体的にやわらかく優しい印象になります。

スパングル

翼の黒い模様が縁取りのようになり、全体的に明るく見える品種です。

イエローフェイス

青系の体色に黄色い顔を持つ品種です。成長とともに黄色が体に広がる子もいます。

レインボー

青系の体色と黄色い顔が組み合わさり、美しいグラデーションが見られる人気の品種です。

ルチノー

全身が黄色で、目が赤くなる品種です。

アルビノ

全身が白く、目が赤くなる品種です。

イングリッシュセキセイインコ

一般的なセキセイインコより一回り大きく、頭の羽が豊かな品種です。

梵天(ぼんてん)

頭の羽がふんわりと盛り上がった品種です。

羽衣(はごろも)

背中や肩の羽が巻き毛のように生える品種です。

我が家の場合

アル:白いハルクイン
白を基調に、お腹に青色が入ったハルクインです。比較的よく見られるカラーですが、とても優しい雰囲気の見た目をしています。

レティ:スパングルダブルファクター
スパングルの特徴が強く現れ、模様がほとんど見えなくなったタイプです。一見すると真っ白なアルビノのように見えますが、アルビノやルチノーと違って目は黒色です。 さらに梵天の特徴も受け継いでいるため、頭の羽がふんわりしています。

レイン:品種判定が難しい子
お迎え時には「ライラック」として紹介されていましたが、成長後は紫色というよりも白とグレーを基調とした羽色になりました。 親鳥の特徴を受け継いでいる可能性もあり、クリアウイング系やライラック系の特徴が混ざっているのかもしれません。 セキセイインコはさまざまな品種同士が掛け合わされていることも多く、見た目だけで正確な品種を判断するのが難しい場合もあります。

セキセイインコには非常に多くの品種やカラーがあり、親鳥からさまざまな特徴を受け継ぎます。 そのため、見た目だけでは品種を断定できない子も少なくありません。 だからこそ、一羽一羽が違った魅力を持っているのもセキセイインコの面白さだと思います。

セキセイインコの性別の見分け方

セキセイインコは、インコの中では比較的オスとメスの見分けがしやすい種類です。 羽色ではなく、鼻の上にある「ろう膜」と呼ばれる部分の色を見ることで、性別の目安にすることができます。
ただし、ヒナのうちは色がはっきりせず、品種や個体差によっても見分けにくいことがあります。 また、発情期や体調によってろう膜の色が変化することもあるため、見た目だけで必ず判断できるわけではありません。 確実に知りたい場合は、購入元や鳥を診られる動物病院で確認すると安心です。

♂ オスの特徴

オスは、成鳥になるとろう膜が青色系になることが多いです。 はっきりした青色、濃い青色、品種によってはピンクや紫がかった色に見えることもあります。

  • ろう膜:成鳥では青色系になることが多いです。
  • ヒナの頃:ピンク色や紫がかった色に見えることがあります。
  • 品種差:ルチノー、アルビノ、ハルクイン系などでは、成鳥でも青くならずピンク系に見えることがあります。
♀ メスの特徴

メスは、ろう膜が白っぽい色、薄い水色、ベージュ、茶色系に見えることが多いです。 発情期には茶色くなったり、少し厚くカサカサしたように見えたりすることがあります。

  • ろう膜:白っぽい色、ベージュ、茶色系になることが多いです。
  • 発情期:茶色く厚くなり、カサカサした質感に見えることがあります。
  • ヒナの頃:白っぽい輪が鼻の穴のまわりに見えることがありますが、幼鳥期は判断が難しいです。

性別を見るときの注意点

セキセイインコは、成鳥になるとろう膜の色で性別を見分けやすい鳥です。 ただし、ヒナのうちや色変わりの品種では分かりにくいことがあります。 「青いからオス」「茶色いからメス」と単純に決めつけず、 年齢、品種、発情状態もあわせて見てあげましょう。

セキセイインコのエサ

主食について

セキセイインコの主食には、大きく分けて「ペレット」と「シード」の2種類があります。
現在は総合栄養食であるペレットを主食とする方法が広く推奨されていますが、シードを中心に飼育されているご家庭も少なくありません。 それぞれに特徴がありますので、ご紹介します。

ペレットについて

現在は、総合栄養食である「ペレット」を主食とし、不足しがちな栄養を補うためにシードや青菜を組み合わせる方法が広く推奨されています。
ペレットは必要な栄養素がバランスよく含まれているため、偏食や栄養不足の予防に役立ちます。 また、小松菜チンゲンサイ豆苗などの青菜を与えることで、ビタミンやミネラルを補うことができます。新鮮な水も毎日欠かさず用意してあげましょう。 カルシウム補給として、ボレー粉カトルボーン(イカの甲)を利用する飼い主さんも多くいます。
ただし、ペレットは小さい頃から食べ慣れていないと受け入れてくれないこともあります。そのため、現在シードを食べている子に無理やり切り替えるのではなく、少しずつ慣らしていくことが大切です。
※ボレー粉は与え方にさまざまな考え方があります。 利用する場合は、鳥専門店や鳥専門病院の情報も参考にしてください。

シードについて

シードは嗜好性が高く、多くのセキセイインコが喜んで食べます。
シード(種子類)は、粟・ヒエ・キビ・カナリーシードなどをブレンドしたもので、多くのセキセイインコが好んで食べます。 昔から広く利用されているエサですが、シードだけでは不足しやすい栄養素もあるため、青菜カルシウム、必要に応じてサプリメントなどで補うことが大切です。
また、シード中心の食事の場合は体重管理や健康診断を定期的に行い、健康状態を確認してあげることをおすすめします。 高齢の子や長年シード食で暮らしてきた子の場合、無理にペレットへ切り替えない方が良いケースもあります。

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我が家の場合

ちなみに我が家のアルは、最初からシード食だったこともあり、結局ペレットを食べてくれませんでした。
レティも小さい頃はペレットを食べていたのですが、シードを覚えてからはペレットをあまり食べなくなってしまいました。
そのため、我が家ではシードを中心にしながら、小松菜や豆苗などの青菜、ボレー粉やカトルボーンなどを組み合わせていました。
現在はペレット中心の食事が推奨されていますが、実際にはその子の好みや性格も大きく影響します。無理に食べさせるのではなく、その子に合った方法を見つけてあげることも大切だと思います。

セキセイインコさんの魅力

小さくてかわいらしく、丈夫

セキセイインコは体長18〜20cmほど、体重30〜40gほどの小型インコで指に乗ってちょうどいいサイズと重さの、小さくてかわいらしいインコです。 手や肩にも乗りやすい大きさで、初めてインコを飼う方にも親しまれています。
比較的丈夫な鳥として知られていますが、急な温度変化や体調不良には注意が必要です。特にヒナや高齢の子は保温が重要になることもあります。
寿命は一般的に7〜12年ほどといわれており、飼育環境によっては10年以上元気に暮らす子も珍しくありません。 また、小型インコのため大型のケージは必須ではありませんが、できるだけ横幅に余裕のあるケージを用意してあげると、より快適に過ごせます。

おしゃべりが得意

セキセイインコは、おしゃべりが得意な鳥としても知られています。 一般的にはオスの方がおしゃべりを覚えやすい傾向があると言われていますが、実際には個体差が大きく、メスでも上手におしゃべりをする子がいます。 毎日やさしく話しかけていると、言葉や音を覚えてくれることがあります。ただし、すべての子がおしゃべりをするわけではありません。

セキセイインコのクチバシの力と声

セキセイインコのクチバシの力は、大型インコと比べるとそれほど強くありません。 もちろん本気で咬まれると痛いですが、普段の甘咬み程度であれば大きなケガになることは少ないでしょう。
また、鳴き声もインコの中では比較的小さめです。 ただし、高い声で鳴くため、静かな部屋では意外と響くことがあります。特に朝や夕方は元気に鳴いたり、おしゃべりしたりする子もいます。 集合住宅でも比較的飼いやすい鳥ですが、鳴き声がまったく気にならないというわけではありません。

我が家の場合

我が家のコたちは、寒さと暑さにも丈夫で、アルなどは、ほぼエアコンも保温器具もない生活をしていました。( 年を取って病気になったときに保温器具のお世話になりました。) レインちゃんは逆に生まれつき弱くて、すぐに寒さで体調を崩します。地域によって、寒さや暑さの辛さが変わりますし、個体によって得意不得意があります。
アルはおしゃべりこそしませんでしたが歌が得意でした。 一方、レティはおしゃべりが大得意でした。 同じセキセイインコでも個性はさまざまで、 友人の飼っているメスのセキセイインコもおしゃべりが得意です。 おしゃべりは性別だけではなく、 その子自身の個性による部分が大きいのかもしれません。
なお、私はアルやレティやレインちゃんに咬まれても全然痛くありませんでした。
アルとレティは基本的に咬む子ではないし、私に対して甘咬みしているからかもしれませんけど…
我が家ではオカメインコやコザクラインコも飼育していましたが、 セキセイインコは比較的鳴き声が小さいと感じています。 ただし高い声で鳴くため、 静かな環境では意外と響くことがあります。 特におしゃべりや歌が好きな子は、 朝に元気よく鳴くこともあります。

セキセイインコを飼う前に知っておきたいこと

セキセイインコと暮らすには、性格や餌だけでなく、ケージ環境、放鳥、噛み癖、体調不良のサインなども知っておくことが大切です。 詳しい内容は、それぞれのページで紹介しています。

ご飯・掃除・遊び・睡眠・健康管理など、日々のお世話についてもっと知りたい場合は

インコの育て方」 で詳しく紹介しています。

手乗り、おしゃべり、噛み癖対策など、インコさんとの暮らしに役立つ知識やコツについてもっと知りたい場合は

インコの飼い方:インコさんをお迎えする前に準備するもの」 で詳しく紹介しています。

セキセイインコの飼育に必要な費用

※時代や地域によって価格は変動するため、掲載している金額はあくまで目安としてお考えください。また、最近は鳥用品も値上がり傾向にあるため、実際の費用は購入時期によって変わります。特に冬場の保温設備や病院代は余裕を持って考えておくと安心です。

初期費用

セキセイインコ本体 3,000~10,000円
ケージ 6,000~15,000円
エサ・ペレット 500~3,000円
止まり木・エサ入れ 1,000~3,000円
おもちゃ 500~3,000円
保温器具 3,000~10,000円
キャリーケース 2,000~5,000円

合計:約15,000~40,000円程度 ※品種や地域、お迎え時期によって大きく変わります。

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月々の維持費

ペレット・シード 500~2,000円
青菜・おやつ 200~1,000円
おもちゃ交換 0~1,000円
電気代(冬季) 数百円~

月額1,000~3,000円程度  ※病院代を除く

病院代

病気やケガをした場合は、鳥を診られる動物病院へ通院することになります。
初診で3,000~8,000円程度、 検査を行うと1万円以上かかることもあります
そのため、万が一のための費用も考えておくことをおすすめします。

保険代

近年は鳥にも対応したペット保険が増えており、加入する飼い主さんもいます。 保険料は内容によって異なりますが、月額数百円〜数千円程度が一般的です。 ただし、すべての保険会社が鳥類に対応しているわけではないため、加入前に補償内容を確認することをおすすめします。
ペットショップなどで紹介しているところも多々あります。

我が家の場合

販売金額は、本当に多種多様かと思いますが…
アルの場合の初期費用 10850円
(アルとケージとエサ関連一式。2001年にお迎え)
※現在は物価上昇の影響もあり、同じ内容を揃えるとさらに高くなると思います。
レティの場合の初期費用 950円
(レティのお迎え金額。2008年にお迎え)
セールで売られていたため、当時でも脅威の金額でした。
レインちゃんの場合の初期費用 20,000円
(レインちゃんお迎え金額。2023年お迎え)

アルの時はお世話道具が何もなくてその辺を揃えるのにお金がかかりました。それ以降は御本鳥のみの金額負担です。
※お迎え時期や地域、ペットショップ・ブリーダーによって価格は大きく異なります。

セキセイインコの飼い方でよくある質問

セキセイインコは初心者にも向いていますか?

セキセイインコは、初心者にも比較的飼いやすいインコです。 ただし、毎日のお世話、放鳥時の安全確認、温度管理、健康チェックは欠かせません。 小さくても長く一緒に暮らす家族として、しっかり準備して迎えることが大切です。

セキセイインコはよくなつきますか?

セキセイインコは、人に慣れやすい子が多いインコです。 手に乗ったり、肩に来たり、飼い主さんの声に反応したりする子もいます。 ただし、なつき方には個体差があるため、無理に触らず、その子のペースに合わせて距離を縮めましょう。

セキセイインコはおしゃべりしますか?

セキセイインコは、おしゃべりが得意な子が多いことで知られています。 名前や短い言葉を覚える子もいますが、すべての子が話すわけではありません。 おしゃべりを目的にしすぎず、声やしぐさでのコミュニケーションも楽しむとよいでしょう。

セキセイインコの鳴き声は大きいですか?

セキセイインコの鳴き声は、体の大きさに比べるとよく響きます。 コザクラインコやオカメインコほど大きく感じない場合もありますが、呼び鳴きが続くと気になることがあります。 生活リズムを整え、安心して過ごせる環境を作ってあげましょう。

セキセイインコの寿命はどのくらいですか?

セキセイインコの寿命は、一般的に7〜10年ほどといわれることが多いです。 食事、温度管理、運動、定期的な健康チェックによって、より長く一緒に過ごせる可能性があります。

セキセイインコを飼うときに注意することは何ですか?

放鳥中の事故、誤飲、寒さ、急な体調変化に注意が必要です。 窓やドア、キッチン、観葉植物、電気コードなど、危険になりやすい場所は事前に確認しておきましょう。 いつもと様子が違う場合は、早めに鳥を診られる動物病院へ相談することをおすすめします。