キャリーに慣れておこう

インコさんは、犬のように毎日屋外へ散歩に行く必要はありません。 しかし、通院や引っ越し、災害時など、どうしても移動が必要になる場面があります。 いざという時に慌てないためにも、普段からキャリーケースを用意し、少しずつ慣れてもらうことが大切です。

屋外への散歩は必要ない

インコさんは、外へ散歩に連れて行く必要はありません。 外の音や風景に驚いてパニックになったり、逃げてしまったりする危険があります。 日光浴をさせる場合も、屋外へ連れ出す際は十分に注意が必要です。 迷子や事故のリスクもあるため、まずは室内の安全な環境を整えることをおすすめします。 窓を開けた状態やベランダでの放鳥は、迷子や事故につながるため避けましょう。

キャリーケースを用意しよう

通院や移動の際は、普段使っている大きなケージではなく、移動用のキャリーケースを使うと安心です。 持ち運びやすく、インコさんが中で暴れにくいサイズのものを選びましょう。 広すぎるキャリーは、移動中に体をぶつけてしまうことがあります。 反対に、狭すぎると体に負担がかかります。 長い尾羽のある種類は、尾羽が折れたり曲がったりしない高さがあると安心です。 また、扉がしっかり閉まるか、通気性があるか、掃除しやすいかも確認しておきましょう。

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普段からキャリーに慣らしておこう

キャリーケースを病院へ行くときだけ使っていると、インコさんにとって「怖い場所」になってしまうことがあります。 普段から部屋に置いて見慣れさせたり、短時間だけ中に入る練習をしたりしておくと安心です。 最初は無理に入れようとせず、キャリーの近くでおやつを食べる、入口付近に止まる、少しだけ中をのぞくなど、簡単なことから始めましょう。 慣れてくると、通院や移動のときのストレスを少し減らすことができます。 焦らず、その子のペースで進めてあげましょう。

我が家のキャリーケース

インコさんとお出かけ・通院と備え
サイズ 使いやすさ コメント
左上の赤い色のかまぼこ型
使用者:コザクラインコ:レイ
幅240×奥行き155×高さ143mm

使いやすさ ★★★★★
頑丈さ ★★★★☆
持ち歩きやすさ ★★★☆☆
洗い安さ ★★☆☆☆
初めて購入した、かまぼこ型のキャリーケースです。見た目がおしゃれで、横から出し入れできるので鳥を入れやすいのが魅力でした。 一方で、掃除の際は横開きにする必要があり、思ったより洗いにくさを感じました。また、小型タイプのためか側面がプラスチック製で、開閉時に少し強度が気になることがあります。 上部が丸い形状なので、重ねて持ち運ぶのにはやや不向きかもしれません。付属のプラスチック製止まり木もありますが、我が家ではあまり使用していません。 見た目の良さと出し入れのしやすさが魅力のキャリーです。
右上の青い色のケージ
使用者:オカメインコのレキ、レヴィン
幅296×奥行き233×高さ175mm
使いやすさ ★★★★★
頑丈さ ★★★★★
持ち歩きやすさ ★★★☆☆
洗い安さ ★★★★☆

我が家で一番大きなキャリーで、オカメインコの移動用として使用しています。頑丈で安定感があり、通院だけでなく雛の育成用として使うこともあります。 大型のオカメインコでは上部の窓から出し入れするのが難しく、網を外して出し入れすることもありますが、セキセイインコくらいの大きさなら窓からでも扱いやすいと思います。 サイズが大きいため持ち運びは少し大変ですが、尾羽の長いオカメインコでも無理なく入れる安心感があります。我が家では特に信頼しているキャリーのひとつです。
左下の青い小さい四角いマスカゴ
使用者:マメルリハのレミィ、レンリ
幅155×奥行き160×高さ80mm
使いやすさ ★★★★★
頑丈さ ★★☆☆☆
持ち歩きやすさ ★★★★★
洗い安さ ★★★★★

マメルリハ用の小さなマスカゴです。非常にコンパクトで軽く、持ち運びや収納のしやすさは抜群です。 ただし、留め具の強度はやや不安があり、力の強い鳥さんや活発な子には少し注意が必要かもしれません。我が家では、おっとりした性格の子専用として使用しています。 小型の鳥さんを短時間移動させる用途では、とても便利なキャリーです。
右下の黄色い四角いマスカゴ
使用者:セキセインコのレティ、レイン
幅190×奥行き190×高さ110mm
いやすさ ★★★★★
頑丈さ ★★★☆☆
持ち歩きやすさ ★★★★★
洗い安さ ★★★★★

昔から使われている定番のマスカゴで、我が家でも長年愛用しています。軽量で持ち運びしやすく、洗いやすいのが魅力です。 一方で、天井部分を大きく開ける構造のため、出し入れの際は逃げ出さないよう注意が必要です。また、本体の多くがプラスチック製なので、強い衝撃にはあまり向いていません。 それでも扱いやすさは非常に高く、セキセイインコなどの小型種の移動用として便利なキャリーだと感じています。

キャリーは「もしもの安心道具」

キャリーケースは、病院へ行くときだけでなく、災害時や急な移動にも役立ちます。 普段から見慣れた存在にしておくことで、通院や避難の際のストレスを減らしやすくなります。

移動の準備とポイント

通院や引っ越しなどでインコさんを移動させるときは、事前の準備が大切です。 キャリーに入れて移動できるようにしておくだけでなく、必要な持ち物や温度管理についても確認しておきましょう。 特に体調が悪いときの通院では、移動そのものが負担になることもあります。 できるだけ短時間で、安全に移動できるように準備してあげましょう。

用意しておきたいもの

次のようなものを用意しておくと便利です。

  • キャリーケース
  • ごはん
  • 飲み水や給水用品
  • ペットシーツや底紙
  • 保温用品(冬季)

キャリーには止まり木を入れる?

キャリーケースには、止まり木を付けられるタイプもあります。 短時間の通院や落ち着いて過ごせる子の場合は、止まり木がある方が安心することもあります。 ただし、移動中は揺れや急な動きがあります。 止まり木から落ちたり、体をぶつけたりする可能性もあるため、必ずしも入れた方が良いとは限りません。 特に体調が悪い子や足元が不安定な子、高齢の子の場合は、底にタオルやペットシーツを敷き、低い位置で休めるようにした方が安心なこともあります。 止まり木を使う場合は、しっかり固定できているか、移動中に外れないかを確認しましょう。 その子の体調や移動時間、キャリーの形に合わせて判断してあげることが大切です。

移動中の温度管理に注意

移動の際に

移動中は、暑さや寒さにも注意が必要です。 インコさんは小さな体なので、急な温度変化が負担になることがあります。 冬は冷たい風に当たらないようにし、必要に応じてキャリーの周りを布で覆うなどして保温します。 ただし、空気がこもりすぎないように通気性も確保しましょう。 夏は熱中症に注意が必要です。 直射日光が当たる場所や、暑くなった車内にキャリーを置いたままにすることは避けましょう。 夏場の車内は短時間でも高温になり、命に関わる危険があります。 季節にかかわらず、移動前に天気や気温を確認し、できるだけインコさんへの負担が少ない時間帯を選ぶと安心です。

長距離移動のポイント

長距離移動は、インコさんにとって大きなストレスになることがあります。 できるだけ移動時間を短くし、途中で大きな揺れや急な温度変化が起こらないよう注意しましょう。 持病がある子や高齢の子の場合は、事前に鳥を診られる病院へ相談しておくと安心です。 特に高齢の子、病気の子、体力が落ちている子は、移動そのものが負担になることがあります。 移動中はキャリーを大きく揺らさず、落ち着いて過ごせるようにしてあげましょう。 電車や車で移動する場合も、音や振動、温度変化に気を配ることが大切です。

移動は「短く・静かに・安全に」

通院や移動では、インコさんにかかる負担をできるだけ減らすことが大切です。 持ち物や温度管理を事前に準備し、短く・静かに・安全に移動できるよう心がけましょう。

災害や病気に備えよう

通院や旅行だけでなく、災害や急な体調不良など、予期しない出来事が起こることもあります。 いざという時に慌てないよう、日頃から備えておくことがインコさんの命を守ることにつながります。 普段は使わない知識でも、必要になったときにすぐ行動できるよう準備しておきましょう。

災害時の避難を考えておこう

地震や台風などの災害時には、インコさんと一緒に避難する場面があるかもしれません。 普段からキャリーケースに慣れておくと、緊急時の移動がスムーズになります。 避難に備えて、次のようなものを準備しておくと安心です。

  • キャリーケース
  • 数日分のごはん
  • 飲み水や給水用品
  • ペットシーツや底紙
  • 保温用品(冬季)
  • 体重や既往歴のメモ

自治体や避難所によってはペットの受け入れ方法が異なる場合があります。 事前に地域の避難情報を確認しておくと安心です。

かかりつけの病院を探しておこう

鳥を診察できる病院は、犬や猫に比べて多くありません。 体調を崩してから探し始めると、受診先が見つからないこともあります。 健康なうちから、鳥を診られる病院を探しておき、通院方法や診察時間を確認しておくと安心です。 健康診断を受けていると、体重や体調の変化にも気付きやすくなります。 夜間や休日の対応についても、事前に調べておくと、緊急時の判断がしやすくなります。

通院時に持っていくもの

病院へ行くときは、キャリーケースに入れて連れて行くのが基本です。 普段のケージごと移動するよりも安全で、持ち運びもしやすくなります。

病院選びのポイントや受診前の準備についてもっと知りたい場合は

インコの病気:インコさんを病院へ連れて行くには?」 で詳しく紹介しています。

備えが安心につながる

災害や急な体調不良は、ある日突然起こることがあります。 普段からキャリーや病院、ごはんの備えをしておくことで、いざという時も落ち着いて行動しやすくなります。